制作工程の終盤頃には、序盤で載せていた糊は乾燥して、叩くと音が鳴るくらいガチガチに固まった状態になります。この後には蒸して熱を加え染料を定着させる工程がありますが、その際、水分が足りないとうまく定着せず、色が抜けたりムラになったりします。そのため、改めて全体に糊を載せて、乾燥した糊の水分を戻します。これをしごきと呼んでいます。また、しごきに色糊を使うと作品全体の背景色になります。糊を載せたら、更に上から糠粉や大鋸粉などをまぶし、全体の水分量を調整すると同時に余計な汚れがつかないようにします。全体がしっとりとするまで30〜60分ほどそのまま置いておきます。